弊社プロダクツ「ポン出し君」はラズパイ上で動いてます。
OSは RASBIAN:jessie をベースにしていて、そのままだとデフォルトのラズパイ起動画面が表示されます。
自社プロダクツと言いつつデフォルトのままではちょっとカッコ悪いかな、、、ということで起動画面をカスタマイズしました。
そのときの手順を紹介します。
まずは定番の対応。 /boot/cmdline.txt を修正します。
高速化を兼ねて、起動時のラズベリーの画像と起動ログの表示を抑制します。
(/boot/cmdline.txt)
dwc_otg.lpm_enable=0 console=tty1 root=PARTUUID=4fb4db25-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes ipv6.disable=1 rootwait logo.nologo quiet
logo.nologo | Raspberryの画像を表示しない |
quiet | 起動メッセージを抑制 |
ipv6.disable=1 | ついでにIPv6無効 |
UbuntuやMintのような独自の起動画像を表示します。 これで製品らしくなります。
Ubuntu では Plymouth を使ってオリジナルの画像を表示しています。 RASBIAN(jessie) にも Plymouth が最初から組み込まれているので、テーマを変えるだけでオリジナル画面を表示できます。
いきなりPlymouthのテーマを作るのは厳しいので、ここから気に入ったテーマを探します。
https://www.gnome-look.org/browse/cat/108/ord/latest/
弊社ではコレをベースにしました。
https://www.gnome-look.org/p/1173430/
... って、既になくなってます orz
使うテーマが見つかったら以下の手順でラズパイに組込みます。
カスタマイズのベースにする場合、あまり凝ってないテーマのほうが良いと思います。
次のような階層構造になるようにしてください。
上の例では、 "lite-colorT" というフォルダを追加しています。
テーマを切り替えて、rootファイルシステムを更新。の2段階が必要です。
$ sudo plymouth-set-default-theme {テーマのフォルダ名}
弊社の場合、以下のようになりました。
$ sudo plymouth-set-default-theme lite-colorT
設定が反映されていることを /etc/plymouth/plymouthd.conf で確認します。
$ sudo update-initramfs -u
以下のパラメータを追加します。
fbcon=map:10 splash plymoth.ignore-serial-console
(/boot/cmdline.txt)
dwc_otg.lpm_enable=0 root=PARTUUID=4fb4db25-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline ipv6.disable=1 rootwait logo.nologo quiet fbcon=map:10 splash plymouth.ignore-serial-consoles
あとは必要に応じてテーマをカスタマイズします。 弊社の場合、background.png (背景画像) を差し替えました。
Plymouthで設定したテーマは、 shutdownの時にも表示されます。
デフォルトのログインメッセージは以下のようになっています。
このログインメッセージは 丸ごと /etc/motd に記述されています。 なので、/etc/motd を修正すればメッセージを変更できます。
以上のカスタマイズを施すことで、起動画面をオリジナルに差し替えることが出来ました。
ラズパイの3.5インチLCDに画像表示を行います。
jinja2を使って、JSONファイルをImagemagick用データに変換します。
Imagegagick を使って、業務に耐えうるレベルのPDF帳票を作成します。